おせちにも!こっくり煮込んだお煮しめ②
では、今回はなぜおせちは何日も続けて食べるのか???です!
昔は子供ながらに、
正月はダラダラしたいからって、手抜きで何日も同じおせち食べさせられたらたまったもんじゃない!
なんて、まぁ~勝手な事を思っていたおバカな子供でした(笑)
今でこそ、スーパーやコンビニも元日から営業していますが、昔はそれもなく。
そりゃあ食材も買い揃える事が出来ないんで、おせち以外のごはんは中々作れませんでした。
でも待って?そもそもスーパーが休みで食材が無いから台所に立たなくなったの?
たったそれだけ?と思われた方、ご安心ください。
古くから連綿と語り継がれてきた『謂れ』がきちんとあります。
もちろん台所関係だけでなく、今回私も初耳だったお正月(元日)のタブーと絡めてご紹介します。
①掃除をしてはいけない‥‥お正月とは新しい年の福の神である歳神様をお迎えする日。
そんな日に掃除(=掃く)をしてしまうと、歳神様を掃き出してしまうと言われています。
②水仕事をしてはいけない‥‥掃除と同様、洗濯も歳神様(福=服)を洗い流すこととなってしまいます。
今でも元日のお風呂はNGと言う方もいます。水を触る事自体よくない事とされています。
③火を使ってはいけない‥‥平安時代から『火の神様を怒らせないように』と火の神様をなるべく
休ませてさしあげる為の習わしだそうです。
④刃物を使う‥‥刃物関連は『縁を切る』とされています。
⑤買い物をしない‥‥これはお賽銭以外にお金を使わない方が良いという意味らしく、
『一生の計は元日にあり』から来ているそう。元日にお金を使ってしまうと、その年は出費の
多い年になると言われています。
・・・・正直、日本人でありながら知らない事だらけでした。
年末の大掃除も、なーんでこの忙しい年の瀬に!?くらいにしか思ってませんでしたが、
新しい年を気持ちよく迎えると同時に、やり残しがあっても、元日から掃除できないから今のうちに
すましとけーーーみたいな感じだったんですね。
水・火・刃物を使わないことや、買い物もダメって言うのをみると、三が日くらいは奥さんやお母さんを
休ませてあげましょうよ、っていう昔の人の気遣いが見える気がします。
なんだか優しさを感じてほっこりしてしまいました( *´艸`)
これらの理由から濃いめの味付けで日持ちもするおせちが2日も3日も食べらるようになったのです。
逆に考えると昔のスーパーや商店などは、それになぞらえてお店を閉めていたんですね。
さて、本当はおせち料理すべてのレシピをUPしたいところですが、あまりにも無謀ですので、
鶏肉をたっぷり入れたお煮しめのご紹介です☆彡
飾り切りの仕方など、ご参考になれば幸いです。
白だし仕立て!鶏肉たっぷりのお煮しめです!
★材料★(4人分)
●鶏モモ肉 ・・・・200g
●ごぼう ・・・・1/2本
●タケノコ ・・・・100g
●こんにゃく ・・・・100g
●乾燥椎茸 ・・・・4個
○里芋 ・・・・6個
○人参 ・・・・1本
○れんこん ・・・・100g
○きぬさや ・・・・6本
(味付け)
●椎茸の戻し汁 ・・・・500㏄
●砂糖 ・・・・大さじ3
●みりん ・・・・大さじ2
●白だし ・・・・大さじ4
○白だし ・・・・大さじ3
○砂糖 ・・・・大さじ2
○みりん ・・・・大さじ1
○水 ・・・・400㏄
醤油を入れないので白く仕上がって京風に。
日持ちのため、お砂糖を多めに使用しているので、照りツヤが美しく出ます。
皆さんもぜひ、お試し下さい~☆彡
東都(株) 商品開発 くっすーでした~☆m(__)m
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